謳い上げるまほろば
漣 風華

さぁ謳い上げろ
拳を掲げて
命の咆哮を

曇り無き眼で見据えろ
鋼の心身で携えろ

口ずさんだなら邂逅
瞳を上げて進め

ほら、手の温もりが伝わるかい?
ほら、高鳴る心音が聴こえるかい?

移ろう季節の中で
唯一無二と悟ったなら
足掻き苦しめ
糧となるまで足掻け

やがて空は晴れ
刻の流れの中
君は歪みを撃ち破る

風になって進め
愛おしさを拳に込めて


自由詩 謳い上げるまほろば Copyright 漣 風華 2009-09-16 02:01:56
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夜明け前の鬱屈