こぼれてはおちてゆくカゲロウです
瑠王

まえがみが目にはいるから

髪をみじかくきった

それでもまだ、目をつつくから

いっそのことぜんぶ抜いてしまった

違う、ではなくて

入るのではなく

突つくのでもなく

かんじょうは髪でもなく

すべてとり除いても

とめどなく生まれてくるそれは

わたしの器からこぼれてはおちてゆく

いのちを模した

カゲロウです




自由詩 こぼれてはおちてゆくカゲロウです Copyright 瑠王 2009-08-28 10:43:11
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