B級であることのしあわせがちらついて、変やあね。
みい

ぐらまらあす☆にあこがれてあたし
上京するゆめをみて、でも
起きたら痩せちゃってたー
こうゆうのもうちょっとやわ、
かみさま。


きみには哲学がいっぱいで
こんなうすっぺらなあたしのことは
だいきらいやそうやけど
あたしにもいいわけぐらいは
あるんよ


きみの哲学を聞くたんびに
あたしの中身はうそだらけや。
いっしょに歩くにしても手ぇつないでくれへんし
おはしの持ちかたいっつも怒るし
あたしの骨とかなぐるし、
そやってあたしを抱きしめるから、うすっぺらなんやもん。


なあんて

こんなことはちっとも
どうでもいいし
きみのせいなんかやあないんやけどね



惜しかったりそうでもなかったりな女やから
良くも悪くも放り投げられて、やのに
きみは、ほんとうにすごい力やねえ
なんて
感心してる場合じゃないよと言ってくれて
ありがとう、ね


その帰りに

ごめんなさいって言ってみたら
その相手が死ぬほどあふれかえってしまった

目の前にいる
人々とあたしはすれちがいざま
こすれて、

もう
ぜんぶ忘れそう







未詩・独白 B級であることのしあわせがちらついて、変やあね。 Copyright みい 2004-09-09 15:36:51
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