Agora e seu tempo.
瑠王
人々は 互いの浅瀬に足を浸して
塩の水を汲み取っている
此処では誰もが 孤高で
ありながら共存している
互いの森で 迷いながら
不意に君は森を抜けて 一面の草地に出る
まず何が 君の目に飛び込んでくるだろう
そして何をおもうだろう
君の導火線が そわそわと火を求めだす
すると 君は戸惑うだろうけど
悟らなくていい
満たされなくても
渇きは潤って 潤いは乾くものだから
ただそのまま おもったとおりの顔をすればいい
然る熱が 冷えた足を慰撫する
数字の風車は消え
やがて古豪達のうたも聴こえなくなる
柑橘の空も 金色の海も
今は全てが夜に扮して
君の声に耳を澄ましている
川面に落ちた涙が
やがて海へと還るように
静かに朽ちてゆく草木が いつも私達の生に繋がっているように
君の流れが
時よりはやく駆けてゆく
君の流れが 万物を見つけにゆく
不意に君は森を抜けて 一面の草地に出る
まず何が 君の目に飛び込んでくるだろう
そして何をおもうだろう
君の導火線が そわそわと火を求めだす
すると 君は戸惑うだろうけど
ただそのまま おもったとおりの顔をすればいい