液体のルール
nm6

君がシャワーを浴びる間に即興でできあがるパラレルワールド。

着信がメロディーで看板が歌詞でぼくらの街は音楽になる。

風景はマルチなシマシマにすりぬけるスピードのカラフルな焦燥。

街路樹にオフィスビルに街のすべてに挨拶とちっぽけな優越感を。

スキップで歩けば君の気まぐれとぼくが読んだ本とがシンクロする。

変わろうとするすべてに新しいノートの1ページ目のような期待を。

いつも大脳としての自分の遠くしなやかな問題について考える。

気持ちよくて笑い過ぎて顔が疲れてまた笑う繰り返しのためのこと。

近道でズルぬけて飛びぬけて天才的なバランスでするりするり。

消える世界なので液体のルールに誓って誇り高くふらふらでいいよ。


自由詩 液体のルール Copyright nm6 2004-09-01 20:44:23
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