りずむ
ゆびのおと

涙が枯れた ひとりの夜は
ゆっくりと
あるいていよう

ひとりのリズムで
つきといっしょに

行く先は決めない

足の向くまま

吸って 吐いて 吸って 吐いて の
自分のりずむに
あしうらを押す 地球のリズムに
乗ってゆくだけ

深々と深呼吸したら
ああ からだが あったんだって
思い出せる

からだは 呼吸
からだは りずむ
からだは 熱
からだは おもい

 からだは 
 こころ


自由詩 りずむ Copyright ゆびのおと 2009-05-25 01:40:46
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