『国民総無感情計画〜演者の晩餐会』
Leaf

ヒトは

決まった時間に瞼を開け
決まった時間に瞼を閉じる

自分で自分を縛る『時』の縄

憧憬はいつしか退廃したパラレルに

ドラマも
映画も
漫画も
きっと
ワタシの日常も
篝火カガリビに違いない

だから
なに食わぬ顔をした
知らぬ存ぜぬを突き通した

律動を産み落とす自らが望み
堕落奈落を制するが故の
『時』の呪縛

らしさ

らしさ
を拘束する
かのような虚栄

無関心を装うワタシ
ワタシを演じるワタシ
ワタシに成り済ますワタシ

ワタシはダレ?
ダレがワタシ?

押し殺す視線
すり抜ける足音
抑制の美学のレクイエムを奏でよう



生きる

死ぬまで
演じる

等しいのなら



ワタシを照らす漁り火は
ワタシという灯台に照らされ
ワタシに揺れる波間で
踊り踊らされ続ける








BGM:Grapevine/Core


自由詩 『国民総無感情計画〜演者の晩餐会』 Copyright Leaf 2009-05-09 21:51:36
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