革命の火に告ぐ、嘘からの断絶
狩心

とりあえず死んでくれと言われて
刺された私は魚の釣り針になった
奥歯は虫歯になっている
口内炎はもう十年前の話だ

腐れ縁がドン引きする
人工の地下通路が張り巡らされている
ただっ広い荒野の果てに
深呼吸や炭酸ガス
挙句の果てにはマントを着たドラキュラ
馬の乳搾りに励んでいる
ざらついた床の上
地球上の生命が吐息に
吹っ飛ばされてた日

シーツの上には米虫
手を洗い過ぎて赤切れが起きている墓標 遊適
お前には誰も聞いた事がない 言葉 あげよう
言葉は要りません 身体 ください
ハーレムナイトに赤いブランコが釣り下がる墓標
魚の骨は身体中に張り巡らされている
ロボコップが見境も無く乱射する
ビルとビルの隙間に伸びる映写機 斜体 警笛
光は繋がり群がり ×のようにクロスして弾ける その時に欠片 落下する描写
煮え過ぎた荷物持ちに 古びた茄子や豚骨を投げ付け
お前 此処から出たらドン引きする荒野 痺れた舌先 研磨 お前の身体
ハーモニカにしてやる 皿の上でホワイトソース エンジョイしてるキャバレー
ハーレムナイトに赤いブランコが釣り下がる墓標
顔に痺れた真っ青なベーブルース、マリリンモンロー、突然現れるマイケルジャクソンに
手を繋ぐマリリンマンソン、誰も知らない、誰も知らない、、お前の呼吸器、、、

もう とっくにドン引きしている掛布 半身の
夕暮れ今夜が蝉の声だ 僕の中に弾ける勇気力、幽隊列の座禅 火の海
肋骨辺りで座礁するタコやイカの群れ 繋がり群がり ×のようにクロスして……

もう誰も期待していない お前 シーツの上には米虫 口内炎はもう十年前の話だ
諦めろ、ベッドの音が急上昇する事は
止められない事だ
直視せよ、ふらふらと手足を取り外し付け直す淫らな行為を
ベンガルの虎がセネガルを攻め立てる!
畜生!!コウナッタラおれはどこになっても炭酸ガス!!!
卑怯な真似を…… お前の蕁麻疹が今、 山に見える徐々に
歩く度に可決したドラキュラの歯を
オークションに掛けるか
歯医者に送り届けるかを
今、釣った魚の上、 海のど真ん中で考えている、、

魚さん。、
僕はどうしたらいいのですか・。・
ざらついた床の上
蝶々結びされてく内側の俺の鼻毛全て
笑うな・・・・僕は真正面にストレートを投げるから逃げるな 僕の身体
言葉 要らないから、今から電熱線との契約を断絶したい 灰色のTシャツを引き千切りながら テンポUP 僕は電柱から電柱まで細い敗戦の上を綱渡りに夢中 君の瞳 アンバランスで 時計仕掛けのオレンジみたいで チェリー 甘そうな爆弾 爆発したら 脳味噌が吹っ飛ぶ 優しい吐息に 僕の意味が着床された日 君の胎盤の恐ろしさに負けて

夕暮れ今夜が蝉の声だ
何も語りたくないそれは
体験だった
語る前に跳ね返り 座礁し 群がり 繋がる
今もぼくの意識とは別に身体が動いていて
ロボコップが見境も無く乱射している
小さなぺんぺん草
温かみの無いお風呂場
静かな匂い
じゃれ合う疲れと
頭の痛くなる光
ビビッタ事に
それは全て空想だった
こんなとこに着ちゃダメだ
そしてぼくは置き去りにされた

クリスマスのモミの木が
目まぐるしく回転している
目の前がもじゃもじゃしていて
ジャングルの中に迷い込んだ子犬を牛乳に変装させて
すっきり、のみ口
コンビニ辺りで売り出したい
もう時間の感覚が無くなってきている
激しいお隣さんが怒ってるのが分かる
小さな羽虫の音が大きくなって
壁中が幼虫になっていくのが分かる
内側は回転している 皮膚と赤い夢のナイフに
緑の白線は十字架を掲げ
ドラキュラの歯をテレビ画面に投げ付ける
リモコンが壊れた
それだけでテレビ画面は永遠に語り続けた

反応が無い
ついさっきまで其処に居たのに
この置き物、もしくはテーブル、もしくはマウス、。
もしかしたら壁、空になった缶コーヒー、食べ残した弁当のカス、
未払いの請求書や、クーラーの風の音、ヴぁいぶれーしょん
どれかが、過去を封じ込めるタイムカプセル的な炊飯器かもしれない
と、亀仙人が言ってた、兎に追い抜かれながら……

雲の切れ間から
胸の谷間
それを見て鼻血
または鼻から牛乳
ちゃらり〜♪ 鼻からぎゅ〜にゅ〜♪
ゲエップワァ〜
頭が破裂する
とぼとぼと歩く空の中を
テレビの映像が連射している 背景として
生きてきた、優越感など投げ捨てた、
今はもう、
静かに呼吸をしている
鼻から牛乳
温かな陽射しが
それを蒸発させた

あの頃の孤児は
正しい事を述べていたが、
行動が伴っていなかった
行動が身体に制約されていた
今はもう、身体を必要としない
行動が、身体を釣りに行く
僕の中に弾ける勇気力、幽隊列の座禅


自由詩 革命の火に告ぐ、嘘からの断絶 Copyright 狩心 2009-03-24 17:11:15
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