少女のふたつのおっぱいへ。
Ohatu


 言葉にとりつかれているようだが、
 言葉は魔法では無いよ。

 先生があなたを殺すために体に埋めた
 いろんな言葉を信じてはいけないよ。

 何かを正当化するために増え続ける病気の名前。

 擬態、擬態、擬態、どこへ行っても何もかもが擬態。

 さあ、女の子。

 おっぱいのふたつある、普通の女の子。

 子供を産んで、育てて、死になさい。

 それが嫌なら、あなたらしく、ただし、黙って生きなさい。

 世界を生き難くしているのは、その言葉、
 それから、その性欲、そうでしょ。



自由詩 少女のふたつのおっぱいへ。 Copyright Ohatu 2009-03-22 13:18:27
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