ソラニカガヤクゲンジツ。
LOW




中紅色の夕焼けは広く遠く

二度と見る事がないかのように

盗んだ瞳を釘付けさせる 今日

捻出された明日の計画

ノウゼンカズラも夕焼けに染まる



花浅葱色したマラガの水は

ヒラケタ着想を深い海に泳がせる

ふとエミルが思い出したものは

変拍子の無い一つの旋律だった

本当に怖いのは失う怖さだった。






自由詩 ソラニカガヤクゲンジツ。 Copyright LOW 2009-03-19 11:57:03
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