朧月夜




黒い漆黒の夜に二人で輝る。

貴方と私は、月。


支えあっているつもりで、お互いを見ないふりをした。



もやの片すみにぼやけてる。


そんな夜。


貴方の声も温もりも霧雨が
音もたてずに連れ去ってしまった。



今日は、満月。



雨は、冷たい夜空を抜けて
明日は、晴れる。



そんな二人。




自由詩 朧月夜 Copyright  2009-03-12 00:22:46
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