ひだまりに。


少しづつ温かく風が吹き抜けるから


じぃちゃん、じぃちゃんのことを思い出すよ



もう一度会えたなら、じぃちゃんに「まだ嫁にいかないのか」って
叱られるかな?



暖かい日だまりに寝転びながら、マイルドセブンとマイルドセブンライトの煙りが、
ぱちぱちとシロ・クロが入れ替わって遊んでる。


3号室の中には、幸せな煙りがたちこめてるのだ。


じぃちゃん、じぃちゃん

最後にどんな話をしたっけ?


みんなで、また、やってるかな。


夕方近く夕飯の匂いが、中庭の窓から漂ってくる。


みんな笑ってる。



遠い幸せの記憶。





自由詩 ひだまりに。 Copyright  2009-03-09 23:20:27
notebook Home 戻る