それだけ
露崎




 呼吸を取りに帰る
 瞬いてしまうまぶたみたいに
 あらがえないこともあるのだった
 息をひとつ
 死んだ誰かへ
 捧げるわけでもなく
 そこに酸素があるぜ、
 ということ




自由詩 それだけ Copyright 露崎 2009-01-24 23:05:49
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