はしょる、はやさ
みい

おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う


そうだ。
あたしお風呂上がりだもの
ってゆうか見んなよ
と言うと


生きてたら死にたいきもち
だよ、
って

それってなんか、
げんき




おもえば

いつもいっしょにいるきみと
まざってしまいそうなとき
いつも思いだすのが


きみの走るのと
あたしの歩くのと
きみの勉強するのと
あたしのねむるのと
きみのいつもあたしを端折るのと
あたしのきみがすきだというのと
きみの怒るのと
あたしのだまってごはん食べるのと
ぜんぶ
おんなじはやさで


まざりそうで
ほったらかされたくて
死にたくて
でも

そのままのきもちで
かまわれてたくて
きみと
いえーい、
手を
たたく



あたしの

そういうきもち って
なんだか

ローライト



せかいの

これってぶきようだ、
と思うことなんか
ぜんぶ、ほんとうは
きみがつくってるんじゃないか
とおもう





未詩・独白 はしょる、はやさ Copyright みい 2004-08-15 01:26:39
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