はしょる、はやさ
みい
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう
ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと
それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う
そうだ。
あたしお風呂上がりだもの
ってゆうか見んなよ
と言うと
生きてたら死にたいきもち
だよ、
って
それってなんか、
げんき
ね
おもえば
いつもいっしょにいるきみと
まざってしまいそうなとき
いつも思いだすのが
きみの走るのと
あたしの歩くのと
きみの勉強するのと
あたしのねむるのと
きみのいつもあたしを端折るのと
あたしのきみがすきだというのと
きみの怒るのと
あたしのだまってごはん食べるのと
ぜんぶ
おんなじはやさで
まざりそうで
ほったらかされたくて
死にたくて
でも
そのままのきもちで
かまわれてたくて
きみと
いえーい、
手を
たたく
あたしの
そういうきもち って
なんだか
ローライト
ね
せかいの
これってぶきようだ、
と思うことなんか
ぜんぶ、ほんとうは
きみがつくってるんじゃないか
とおもう