チョコナッツコーン
フユナ










ミルクと砂糖がないと駄目なんだって
そこそこに君が吹いた嘘と虚勢に
僕は今もつまずきながらです




そのノドボトケに白百合の花
ただ愛しい愛しいとなびく薄い葉




「けしてそのようではなく」
と細い目をすがめるその仕草





ミルクと砂糖がないと駄目なんだって
君が手にしてるのは三流の思想書
はりつけになったマリアの処女性とか娼婦性とか
そうゆうこと、と
手にしたチョコナッツコーン




その白い手首の骨、に青白い光のなにか
強くて、強くてと凍える風の音



低音
けなすための賛美歌のような

吸い込む息と
めくる


ゆび
ゆび
ゆび


チョコと、
バニラの匂いのする。






二つめのアイス、と
ずり落ちた眼鏡を直す癖、
そのこはたち
そこそこに君が吹いた嘘と虚勢に
ぼくはただつまづきながら、です

















未詩・独白 チョコナッツコーン Copyright フユナ 2004-08-14 01:18:43
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