朱いお空とトンボ玉
ましろ

町をのぞけば 花のよな
空をあおげば 星のよな
きれいなものが溢れてる

だけど私はつまないし
だけど私は拾わない

そんなにたくさん持ってても
ちゃんとお手入れ出来ないし
歌も聴かせてあげられない

だって首には 青空の
子供のようなペンダント
あなたのくれたトンボ玉

夕飯こしらえ ひと休み
あなたの帰り待ちながら
透かしてみてるトンボ玉
朱いお空とトンボ玉



    


自由詩 朱いお空とトンボ玉 Copyright ましろ 2008-11-03 17:37:21
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