けずりかす
玉兎
たましいに といかける
ほんのちょこっとした ぎもんを けずってみる
けずりきる ようすなんて みじんもない
いちばん このからだに かんじて
いちばん わかりやすい はずなのに
すこしも わからない ふしぎを つめて
この ぼくという あるがままの たましいと
ぼくを ねんしゅつする ひとつのからだ
けずりかすは ぼくを なでるように
すべりおちて
すべりおちて
あらたなねつで よういに また ひとつのかたまりに なる
はじめは ふるふる してるけど すこしたつと かちん
そしてまた ぼくは おもいだしては けずりはじめる
こたえのない じゅんかんを くりかえしてゆく