シュガースカイ
唐草フウ

夜道帰り道
いえまでの道のまんなかで
ねこか犬か、なにか抱えたまましゃがんでいる人がいたから
こわかった


今までわたしが言ってきたこと
も何も
きみは君の生きていく道に
なんら交叉していないよ
してないよ

わたしはわたしの日なたを選ぶから
でもこの頭痛は誰のもの
くるしいな
お前のせいだろうって言ってくれれば
楽なのに
君はそう言ってくれないね
くれないね


やっぱり手を選ぶよ
あまくても、ずるくても
そうしないとこわくて生きられない
夜道に歩くわたしは
安全にさしのべられる手を選ぶ


ゆ、
ゆらいでいると
こんな日暮れには
たそがれなきをしそうで
角砂糖がとけそうな
空をじっと見るしかないんだ





自由詩 シュガースカイ Copyright 唐草フウ 2008-10-02 16:59:19
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