なみだの話
明楽
しょっぱくて
小さな海みたいな
空からはらりと
やってきた雨みたいな
あの一滴は
海ほど大きくて
空ほど広い
かなしみや
よろこびの物語が
瞳の奥で
やさしい手のひらに
ぎゅっ と
抱きしめられて
頬を伝う一滴となるのです
自由詩
なみだの話
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明楽
2008-09-25 06:56:46
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