遊羽

夢を追いかける
歳じゃないけど
二人でいつまでも
夢を見ていよう

朝のおはようと
夜のおやすみと
うるさいくらいの
鳥の鳴き声
目に届く数多の緑
夢のように行き過ぎるくらい
変わらない日常の中
たまに来る非日常に
たまに通り過ぎる雨に
たまに訪れる雷鳴に
たまに舞い降りる雪に
祝福されながら
二人でいつまでも
夢を見ていよう

時は変化を好むけど
僕はそれを拒み続ける
夢の邪魔をされないために
僕は今
君の手をそっと握りはじめた
変わらない日常の中
いつでもそこにある幸福と
いつでもそこにある喜びと
いつでもそこにある
夢を二人で見ていよう

夢を追いかける
歳ではなくなったけど


自由詩Copyright 遊羽 2008-09-23 23:25:33
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