べえ〜
草野大悟

三年間
そうしているように
病院に行った。

コップ一杯の
とろみ茶を
二時間かけて
きみは飲み、
歯磨きをし、いつものように、ぼくが磨き。

病室にもどって
ベッドに寝かされ
目をクリクリしている様子が
入院するまえの
きみそのもので
ほんとに
かわいかったから
きみの
鼻さきを
フニィフニィと
したら
きみは
あのころそのままの顔で
おもいっきり
あっかんべ〜

したんだ。


自由詩 べえ〜 Copyright 草野大悟 2008-09-15 21:59:22
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