気流
ヒロシ

遠い星
夜空

そこと僕の間に
音もなく流れ続けていく
気流

それは
目に見えない
ここからはわからない
想像を絶する
過酷な空の営み

すべてを凍らせるような温度で
流れてゆく

空は誰のものだろう

届かないといつも
嘆いてしまう空は

実はもう既に
この髪の毛の先から
始まっている



自由詩 気流 Copyright ヒロシ 2008-09-10 05:01:19
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