童謡
1486 106

ふとした瞬間に口ずさむ歌がある



桜並木道

夏の浜辺

満月の夜

大雪の庭

振り返ってみれば
いつだって僕の側には歌があった



埃にまみれた音楽の教科書
手に取り歌詞を眺めてみると
この年になってようやく気付くことがある



家族への愛

思いやりの心

喜びや温もり

そして強い意志

僕は歌から沢山のことを教わったんだ



だから
父や母や先生や友達が
僕に託してくれたものを
今度は未来へと歌い継いでいこう
優しく包み込む旋律とともに


自由詩 童謡 Copyright 1486 106 2008-09-05 18:49:42
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