灰皿
草野春心



  いつも僕は鮮やかでありたいのに
  何色かの惰性を塗り替えていくだけで



  夢は楽しいものでしょうか?
  机40個ぶんの出鱈目と強がり
  夢は素敵なものでしょうか?
  それを叶えてゆくことが
  本当に正しいことでしょうか



  もう夕焼けは擦り切れてしまった
  僕は何度も使ったから
  だって仕方ないだろう?
  絶対に思い出したかったのだから




自由詩 灰皿 Copyright 草野春心 2008-08-22 17:29:34
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