じだい
見崎 光





何十年もの月日
夏の温度と風
移り変わる情緒
夜空に響く笛の音と
地面を振動させる太鼓
勇壮で壮大な魂の共鳴

時代は変わっても
代々受け継がれ
時代と共に廃れゆく迫力をも
一眼となって蘇らせる
時代の合戦に
時間などないのかもしれないと
目の前に広がる艶やかな『ねぷた』の群れに
吸い込まれ
時を過ごす

この地に生まれ
この地で育ち
風習や習慣に親しみ
故郷の夏は
熱い波動で繋がっている



携帯写真+詩 じだい Copyright 見崎 光 2008-08-03 08:56:01
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