約束
三上山一己

夢を見ていました

それは鉄道の歌

乗客のざわめき

僕はひとりで

渦巻く雑音の中心で

サンドイッチを食べたのです


夢から覚めると

家のベット

約束の時間はもう過ぎていました


まどろむ僕と

僕の鉄道

室内に漂う香りは

夏の風のコロン



自由詩 約束 Copyright 三上山一己 2008-07-31 15:34:57
notebook Home 戻る