雷神=帝釈天=インドラよ!
アハウ
それは昨日
天空に雷神様がおいでになった
天の太鼓が打たれて
黒雲が湧きたち
夕刻から雲の間を稲光が走りだした
空が大きく大きく息をして
轟音が街 街にとどろいて
夕餉が済み
煌々とした蛍光灯の下で本の続きを読み始めると
豪雨が窓を叩き
稲妻は落ちた(はじまり^^はじまり^^・・・
インドラが天鼓を打ち鳴らすと
轟音と青白い稲妻が空に走った
雨粒は大きく木という木の葉を撓らせて打った
湿潤に涙する 大地 建物
砂利道の石たちは踊っている
この驟雨を浴びて息をしている
帝釈天の慈悲に打ち震える 生きとし生けるもの
時も忘れベランダで
この一大ペイジェントを見守る
だから・・・雷神様が帰ってきたんだ!
見つめる空に 感慨のため息をつくと
同期するがごとく稲妻は答えて雨脚は強まり
再会を喜ぶが如く流動する
見つめ尽くして
雨は止み
雷神は遠のく
天鼓も退場を告げ
心なしか寂しげだ
夜半過ぎまで
なごりを惜しむ雷鳴が聞こえ続けた
インドの神
雷神またの名を帝釈天またインドラとも
自由詩
雷神=帝釈天=インドラよ!
Copyright
アハウ
2008-07-30 16:39:30
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