快晴の空
ヒロシ

果てしない快晴の空
意識をずっと高く高く昇らせて

その先にある宇宙の広がりを
想ってごらん

無限のように広がる宇宙の
どこかに僕たちの帰る場所がある

未来も過去も
もしかしたらこの宇宙のどこかにあるかもしれない

静かに静かに
心を穏やかにして

どこまでも彷徨うんだ

失ったものさえ
見つかるかもしれない

飛行機でも
宇宙船でも

届かないようなところにさえ
その意識は
超えていける

そしていつか振り返ったとき
美しい

だけど小さな地球を見て
自分のいた世界のちっぽけさを感じるんだ

その後で
そのちっぽけな世界が
いとおしくなったら

ゆっくり
ゆっくりでいいから

この腕の中へ

戻っておいで


自由詩 快晴の空 Copyright ヒロシ 2008-07-30 09:40:33
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