クレイジーワールドにミサイルをぶっ放す
1486 106

運命にまた見離されたよ
乾いた空にかき消された願い

本当は君が一番辛いはずなのにね
笑った顔が痛いくらい胸に突き刺さる

優しさを切り売りして同情を買って
商売上手だけが生き残る社会

幸せの配給を待つだけの日々なら
割り込まれても文句は言えないね

もう終わりにしよう

一発で世界を破壊できるミサイル
その発射装置が目の前にあったら
どうする?僕なら迷わずボタンを押す

君を悲しませた世界を僕は許さない


運命は裏切ってばかりだね
乾いた地面に流れ落ちた一滴

本当は君は悪くなんてないのにね
泣いた顔に胸の奥で炎が燃え上がる

遠い国の殺戮や困窮には
胸を痛めて共感できるのに

交差点の罵声や駅裏の暴力には
見てみぬふりを続けるのはなぜ?

もう終わりにしよう

一発で世界を破壊できるミサイル
その発射装置が目の前にあったら
どうする?僕なら迷わずボタンを押す

君を悲しませた世界を僕は許さない


未来はいらない
信じるに値しない
取り返しのつかない人類のカルマなら
僕一人が背負ってそれでおしまい

せめて君には笑ってほしいな
嘘だとしても救われるから
君を裏切り悲しませた世界を
誰よりも僕は愛していた


自由詩 クレイジーワールドにミサイルをぶっ放す Copyright 1486 106 2008-07-19 01:06:26
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