物語
たもつ
あなたがブリキの本を開く
かつて繁栄した都と
路地裏で生き抜いた猫の
長い物語が始まる
朝から駐車場を壊す音がする日
僕は電柱を売りに出かける
どこか遠くで
孤独に電柱を
つくり続ける人のために
自由詩
物語
Copyright
たもつ
2008-07-18 19:33:09
縦