ピアスの色
猫のひたい撫でるたま子

最近お気に入りのピアス、

「その色ちょっと足りない、」と言われた

ちょっと足りないのは

あたしの頭と

あたしの日常と

あたしの運命


だからちょっと足りないのだと言われた。


零れて落ちて広がる水面の波紋のように、形を決めず、
穏やかに広がってゆこう。

私の欲しいものはあれこれどれと決めれない、全て。


自由詩 ピアスの色 Copyright 猫のひたい撫でるたま子 2008-07-16 01:27:51
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