ゆくえしらず
るるりら

そう 光の紋、水の模様が
見たかった

ゆらぐ 光の縞に 体を潜めて
水の色 雲の陰

私のゆがみ
私のまるみ
私のいびつさ

けれど、実は 私も水
息を呑んで光を泳ぐと
実は 私も水

太陽が私の背中で
私を照らすとき
光が私を通過して
水底に 光の輪を描くのは
実は
私も水だから


わたしに はりついた光
ひかりに ひたると
ひとは ひとを越える

この私に
張り付いた光
それもこれも
実は 私も


自由詩 ゆくえしらず Copyright るるりら 2008-06-17 15:01:16
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