こころに写る空の色
こゆり

 
見上げた空のたかさを
  とおく 感じて


皮膚はまるで
とうめいなガラスのようだった
ふりそそぐひかりを
全身で吸収していく


こころに咲いた
まだせかいを
知らない花たちは
いろとりどりの
いろに染まって
たかく、とおい
こころ空をこえていく


ありがとう、も
うまく伝えられなかった
だけど今日ここで
笑っていることを
しあわせに思う

 
   *


抱えきれないくらいの
花束に
おおきなリボンをつけて
キミへ


ありがとう、って
こころ空の
もっとずっと
向こうがわへ





自由詩 こころに写る空の色 Copyright こゆり 2008-06-11 16:27:10
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