fragile
1486 106

最終電車の反対側の席に座る
ペアルックのカップルが羨ましくて
遊びつかれて眠るふりをして
貴方の肩にもたれかかったんだ

間近で聞こえる貴方の吐息
肌に伝わる心地好い体温
電車が止まるまであと少しだけ
鼓動のリズムを重ねさせて

触れたら壊れてしまいそうで
輪郭をそっとなぞってばかり
届かない思いなら今は静かに
その時が来るまでそっと静かに

Everytime I'm thinking about you.
不器用な私を受け止めてくれる
Everytime I'm thinkin about you.
不器用な貴方の瞳を好きになった

駒形駅のホームを降りた後
勇気を出して手を繋いでみた
恥ずかしがり貴方はやっぱり
振り解こうとするから対抗して
星座の話で誤魔化しながら
戯れあう五月の帰り道

近付くほど遠ざかる感覚
それを包み込む優しい時間
家に着くまであと少しだけ
私のわがままを聞いてほしい

Everyday I believe in you.
貴方には多く望んだりしないけど
Everyday I believe in you.
私は全てを貴方に預けるよ

恋は楽しくて愛は切ない
なぜだろうこんなに幸せなのに
涙が溢れて止まらないんだ

Everyday I wanna be with you.
かたちのないものを抱きしめて
Everyday I wanna be with you.
壊れてしまわぬよう守り抜いて

Everyday I wanna be with you.
それでもいつかは終わりが来るなら
Everyday I will be with you.
少しでも長く一緒にいたい


自由詩 fragile Copyright 1486 106 2008-05-09 23:45:11
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