熱帯夜
けらまご
あせもがかゆくて眠れなくて
だらんだらんとあなたとめーる。
他愛のないことば一つ二つみっつよっついつつー
いつもは難しい話ばかり。
たまにはいいよね
そうやって距離をはかる。
でも本当は会いたい。
一つになって夜の道を走りたい。
エンジンの熱さより、触れている指先から溶けてしまいそう。
記憶を手繰り寄せてはひとりを実感する。
満たされないときは、
何をやっても満たされない。
そうなんだけど、
諦められない。
だってあたしはきっとあなたが好きだし、
だからこの気持ちが溢れてどこかにぶつかって壊れて流れて、誰かを傷つけてしまう前に、
寂しさにも苦しさにも切なさにも自分が負けないように、
振られたけど一緒にいる時間が多いあなたに、
だらんだらんと意味も無くあたしを吐き出す。
他愛のない言葉を
ひとっつ
ふたっつ
みっつー
よっつー
いつつー
その中にあたしの気持ち、少しだけ混ぜる。
携帯電話の向こう側で、ほんのり香るように、
すき