熱帯夜
けらまご

あせもがかゆくて眠れなくて

だらんだらんとあなたとめーる。

他愛のないことば一つ二つみっつよっついつつー

いつもは難しい話ばかり。
たまにはいいよね
そうやって距離をはかる。

でも本当は会いたい。
一つになって夜の道を走りたい。
エンジンの熱さより、触れている指先から溶けてしまいそう。
記憶を手繰り寄せてはひとりを実感する。

満たされないときは、
何をやっても満たされない。

そうなんだけど、
諦められない。

だってあたしはきっとあなたが好きだし、
だからこの気持ちが溢れてどこかにぶつかって壊れて流れて、誰かを傷つけてしまう前に、
寂しさにも苦しさにも切なさにも自分が負けないように、
振られたけど一緒にいる時間が多いあなたに、

だらんだらんと意味も無くあたしを吐き出す。

他愛のない言葉を

ひとっつ

        ふたっつ

  みっつー

     よっつー

        いつつー









その中にあたしの気持ち、少しだけ混ぜる。
携帯電話の向こう側で、ほんのり香るように、

















すき



未詩・独白 熱帯夜 Copyright けらまご 2004-07-08 02:46:39
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