どうして
ふぁんバーバー

線路にそって
坂道を歩いていると
葉のみどりに雨粒が
そしてどうしてってかんがえる

どうして
葉はみどりなの?
どうして
雨は水なの?
どうして
花はきれいなの?
どうして
花をきれいだと思うの?
どうして

どうして
うんちには蠅が
どうして
花には蝶々がちかづくの?
もしわたしがいなければ
うんちも
花もおなじように
うんちとして
花としてあるだけで
どちらが美しいとゆうことも
ないの?


でも
どうして
空はあおいの?
どうして
ごきぶりは
こそこそしているの?
どうして
人は傷つけあい
いじわるをしあい
憎みあうの?


どうして
花はいいにおいがするの?
どうして
地球はまわっているの?
どうして
だれかを好きになるの?
どうして
愛はふたしかなの?
どうして
足りなかったり余っていたり
上を見たり
下を見たり
どうして
わたしたちはなにかを差別するの


線路にそって
坂道を歩いていると
郵便局が見えてきて
横断歩道で
傘をたたんだ

どうして
わたしのこころは
こうゆうふうにかんじるの?







自由詩 どうして Copyright ふぁんバーバー 2008-05-03 19:37:35
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