散る桜、其の下で
三上あず
そうだね、謂わばそれは
やわらかな微笑みを携えて
君は忘れてと
囁いた
世界のおわり
全部忘れたら悲しくないよと
君は笑う
一つの世界を消すのさ
その重みが分かるかい
自由詩
散る桜、其の下で
Copyright
三上あず
2008-04-21 23:45:31