CHOKER
本木はじめ

黒板の歴史について
君と議論する放課後
誰もいない教室の花瓶から花びらが落ちるしづかに
いつの間にか
窓から忍び寄る夜の気配
僕と君だらけの教室に
天使たちの無音のやりとり
聞きながら
目を閉じて微笑んでいる君に
白く
窒息


自由詩 CHOKER Copyright 本木はじめ 2004-07-02 01:33:20
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