ゆるもる
唐草フウ


あんまり朝の色が
キチキチしているものだから
僕はヒトと争わなくていいものを
競争と勘違いしてしまう
まるで競歩 ふまれないよに
キチキチバッタは要領よく頭上を跨って

朝ごはん食べろ食べろうるさいメディア
忙しく見なさいと云わんとばかりに
吠えるので見てると食べる時間は減る
どっちもどっちだ
別に誰の胃袋だの糖尿だのほんとは心配などしていない
ああ、誰もそんなこと知ってる話



ときどき思いっ切り
体中のベルトを
ゆるませて 伸びる草のように(かんぴょう?)
背中を外して
回らない腕ごと外して
眼球も外して
脳みその換気をさせたい
さぞ日々の出来事に汗だくでウェットだろうから

ゆるゆるになったら
また再起動、サイキック再始動
指を捜せ
そして指環も探せ
脳・惑うことなかれ






自由詩 ゆるもる Copyright 唐草フウ 2008-03-06 08:29:47
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