葉脈
餅月兎

一葉をアルカリで煮る(オカネヲニテハ イカンソク)

そして残った葉脈の

徐々にほそく。

枝分かれしてゆく


いつであったか

どこであったか

そこから始まる
生命の記憶の
先端を思わせる

それを
ノートに貼り付け
標本。

先端の
延長に
かき足してやろう





































自由詩 葉脈 Copyright 餅月兎 2008-02-24 08:57:09
notebook Home 戻る