からっぽ の おと
玉兎
まわりの
おんどは
うらはらに
つめたくなってゆく
ては
わたしの
こころを
みすかした
ぶんせきすべきは
そのことば
ぶんせきすべきは
そのうしろすがた
ぽこん、と
なげられた
からっぽの
おとは
ふかく
ふかく
どこまでも
そこはなく
おちてゆく
自由詩
からっぽ の おと
Copyright
玉兎
2004-06-23 23:25:36