PYTHON357
朽木 裕
満月を射殺した晩
僕らは冷たい身体を寄せ合い眠る
まどろみは狂気の中に在って
僕は貴方の中に居る
弾倉を回転させ月の欠片を6つ
装填したら
僕と君の心臓に狙いを
月は満ち、欠ける
御覧よ
これで僕ら永遠にひとつに成れるんだ
冷たい銃身は光り
僕らは身体を寄せ合い眠る
自由詩
PYTHON357
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朽木 裕
2008-01-22 22:07:39