咎夢
沙羅ルビー
朝焼けの空の赤い色
一人で見るには耐えられぬ
夢に追われて逃げ延びて
それでも朝日はきつすぎる
知らずにあげた咆哮も
夜霧を薙ぐにはまだ足りぬ
走れ 走れ
私はそれしか 術がない
頬を伝うは 涙か汗か
夢に喰われりゃ 今日は拾えぬ
喰われるものかと 私は走る
それみたことかと また月が
嘲
(
わら
)
う
自由詩
咎夢
Copyright
沙羅ルビー
2004-06-22 04:24:13