草と地面と大きな空と
短角牛

ぎらぎら太陽に照らされて

草はしぼんでしまうだろ

激しい雨が降ったなら

草は萎えてしまうだろ

空は草が好きだから

光や水をあげるのさ

花が咲くのが待ち遠しくて

時々やり過ぎちまうのさ

草は空から逃げるよに

地面に根っこをからませて

抱き合うように生きるのさ

それがわかって空は泣く

やさしい雨をぽつぽつと

草は大地が好きだけど

空の想いを知ったから

花をお空に向けるのさ


自由詩 草と地面と大きな空と Copyright 短角牛 2007-12-31 03:10:43
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