さようなら クリスマス
もち子

たとえば
遠くの天気を気にすること。
どんな料理を作ろうか、顔を思い浮かべること。
声を聞いて、胸をなでおろすこと。
いろんな小さなしあわせが胸に立ちこめること。

それらが遠のいていって初めて、

実感となって
本当にお別れしたんだとわかるんでしょう。

今日は悲しいけれど。
私には友達がいるからちょっと安心してるって言い方、少しズルいと思うけど。
けど。
けど。
けど。

ありがとう。
さようなら、君へ。


自由詩 さようなら クリスマス Copyright もち子 2007-12-24 22:25:27
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