DISARM
本木はじめ
微笑みに沈みながら
ゆっくりと溶けてゆく君が君が
追いかけられることにつかれて
しごとも捨てかんけいも捨て
色さえも捨てた
ほのおの残した灰のように静かに
軽く風のような涼しいが吹いてから
そらへ舞ってはの途中
落ちてはのさなか
もはや見るものはない
君の瞳に映るものは
みな生きている
ゆえに
もはや聞くものはない
沈黙を聴く耳でさえ
要らない
君とゆう誰かが
殺風景の荒野のなかで
むしろ僕のように立っている
自由詩
DISARM
Copyright
本木はじめ
2004-06-18 03:09:42