6月の快晴
霜天
6月の快晴に出会って
やあ久しぶり なんて手を挙げたりして
からからに乾こうとしてる街を
隙間を見つけながら走り抜けたりする
名前も知らない鳥が
真似できないような声を出してる
それについてあれこれと
考えてる暇もなく
僕はこの雨の隙間に街に出て
ええと 何をするんだっけ
のどかな
いろいろと忘れてしまいそうな
のんきなと言ったほうが似合うかもしれない
そんな日に
長々と干された布団みたいに
日光を吸い込んでぷうっと
膨らんでみる
両手を広げて
寝転んでみたい
人目があるから
それは出来ない
ああ また
天気予報が雨だ雨だと騒いでる
明日は雨です なんて
一回言えば理解できるよ
それじゃあ またね
次はいつかな