白骨
A道化
夏の日が
この白いカーテンを掴み引くことを正しいと言い切り
この白いカーテンを掴み引く私の手の甲を
えぐる、痛い、傷口は
眩しい
白
下垂した詐術を失った途端
険しく剥き出されたカーテンレールは
貧しく、夏に晒されてなおその直線に
固執する、痛い、直線は
貧しい
骨
2004.6.14.
自由詩
白骨
Copyright
A道化
2004-06-15 06:48:08