クリスマスのご馳走
風音

12月、クリスマス。

富めるひとは
ブランドでプレゼントを買い込み
庶民は
雑貨屋さんでかわいいものを吟味し
貧者は
せめてあたたかなクリスマスをと願う。

プレゼントは
考えるのがいちばん楽しみな時間。

あのひとこのひとの顔を思い浮かべて
あれこれと雑貨やアクセサリーを買うの。

ご馳走を考えるのも
楽しみな時間。

ご馳走は
鶏とスープとサラダと
そしてスパークリング・ワイン、
ケーキもなくちゃね。

そして
いちばんのご馳走は
あなたに
プレゼントをあげたときの
その笑顔と
眠る前のしずかなひととき。

どうかどうか
せめてその日だけでも
世界中がしあわせであるように。






自由詩 クリスマスのご馳走 Copyright 風音 2007-12-01 08:38:25
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