ぼくの魂
よしおかさくら

さらってくように
君を風に乗せて
赤い魂を見せよう

炎よりきれいだから
ルビィにしようか
ドレスにしょうか

せっかく手の中で見せているのに
君は笑うんだ、悲しそうに
思わず落としたぼくの魂

君は拾ったそれをぼくに返して
いらない、と笑う
ぼくが持っていなくちゃきれいじゃない
そう言って

なぜさ?
ぼくが君に持っててほしいのに

だけど
君は笑うんだ、悲しそうに


自由詩 ぼくの魂 Copyright よしおかさくら 2007-11-26 10:38:28
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